Jordi Fernándezが香水に出会ったのは、キャリア初期に香料研究所でインターンをしていたときのことだった。ある調香師から香りの組み立て方を教わり、たちまち夢中になったという。その後は通常の養成コースを離れて独学の道を選び、スペインの風土と中東の調香から学んだものを頼りに腕を磨いた。現在はGivaudanの副社長兼マスター調香師を務め、2019年からはスペインのAcademia del Perfumeでパチョリ講座を担当している。
オウドや濃密で官能的な素材を得意とし、ウッドやシトラスと組み合わせることが多い。手がけた香りはMontblanc ExplorerやVersace Vanille RougeからCarner Barcelonaまで幅広く、同ブランドではVolcano、Latin Lover、そして自身の作品の中でも特に気に入っているという明るい地中海風フレッシュ、Bo-Boを作曲した。ほかにEtat Libre d'Orange Nostos、2026年にはBDK Parfumsのために3本からなるAbsolu de Parfumsシリーズを手がけ、Oud Paradisioもその一つである。
Maison Crivelli Oud Maracujáはパッションフルーツをオウド、サフラン、ダマスクローズ、スパニッシュシストゥスと組み合わせた香りで、Fragranticaの読者投票で2024年のベストニッチ香水に選ばれた。Ex Nihiloでは自由に腕を振るい、Gold Immortals、Blue Talisman、Brompton Immortalsを手がけ、Gold Immortalsはさらにエクストレとしても発表した。ほかにアガーウッドで深みを加えたOutcast Blueと、ライチとグレープフルーツで明るさを加えたThe Hedonistのエクストレも手がけている。