宝飾品さながらの値がついたボトルから注ぐ、臆することのない英国の豪奢。
Roja Doveはロンドンのハウスを、エクストレ濃度の香水と最も高価なナチュラル素材の上に築いた。それこそが香りを豊かにし、ボトルを高価にしている理由だ。部屋を満たし、スカーフに何日も残るような、濃密で意図的な構成。控えめさも最小限主義もここにはない。
- 拠点 ロンドン、イングランド
- 創業 2011
- 代表作 Diaghilev、Enigma、Elysium
- 取扱数 3種
- 創業
- 20112004年、Harrods内にHaute Parfumerieを開設
- 創業者
- Roja Dove
- コンセプト
- パルファン濃度で仕立てる、ロンドンのオートパフュームリー

01
GuerlainからHarrodsへ
Roja Doveは1956年にSussexで生まれ、少年時代は小遣いを香水に費やした。1981年にGuerlainの研修・広報チームに加わり、以後約20年在籍して、一族以外で初めて同社のグローバルアンバサダーを務めた。2001年に退社し、2004年にHarrods内にHaute Parfumerieを開き、2011年にはロンドンで自らのメゾンを設立した。2026年9月、Extravaganza Beautyがこのメゾンを買収し、Doveはコンサルタントの立場に移った。

02
Ballets Russesのためのシプレ
その手法をよく表すのがDiaghilevだ。DoveがVictoria and Albert MuseumのDiaghilevとBallets Russesを題材にした展覧会のために2010年に手がけたこの香水は、ジャスミン、チュベローズ、ヘリオトロープ、スミレのフローラルなハートをオークモス、パチュリ、ベチバー、レザーの上に重ねた、33の原料からなるシプレである。このメゾンはパルファンとオードパルファンのみを手がけ、ラインナップは現在Prestige、Elysium、Aoud、Isolaの各コレクションに広がっている。

03
イギリス製、クリスタルをあしらって
香水はすべてイギリスで製造される。処方はヴィーガンかつクルエルティフリーで、原料は持続可能な方法で調達される。ボトルにはクリスタルがあしらわれ、Prestigeコレクションの各パルファンにはスミレ色のクリスタルが頂きを飾る。メゾンはMayfairで設立され、Piccadilly沿いのBurlington Arcadeに直営ブティックを構え、Harrodsでも取り扱われている。2021年からチーフ・エグゼクティブを務めるAudrey Minardは、新オーナーの下でも留任している。





